2013年の酉の市の見世物小屋

▼今年も酉の市の見世物は、本来なら大寅興行のはずですが、急遽ゴキブリコンビナートに。
その事情については下記リンク
http://www.k4.dion.ne.jp/~daiajia/2013,11ajiageppou.htm
にありますが、簡単に言うと夜をまたいでの動物を使った興行に待ったがかかったとのこと。
これまでもやっていたのにという話もありますが、動物愛護団体という別方向からの圧力もあったようですし、ダブルパンチだったのかなぁと。
せっかく今年は曜日の並びもよく、三の酉まであったというのに、無粋な輩のせいで〜。お峰太夫の貴重な火吹きを見られるチャンスをどうしてくれる。


ゴキブリコンビナートの演目は、基本的に靖国のみたま祭りとほぼ変わらず。
見に行った回によって、ワームを食べる悪食蛇女さんが檻に入っているとかいないとか、首狩り族のみなさんが肌を浅黒く塗っているかなどの細かい違いがあったようです。

首狩り族のみなさんがドライアイスを食べ、舌で扇風機を止め、頬に鉄串を刺した中国の達人が串でコンクリブロック乗せ台車を引っ張り、野生設定のワイルドな蛇女さんがワームを食べ、全身病気だらけのおじいさんが鼻から鎖を通してバケツを持ちあげ、ぴょん子ちゃんが口中火炎の使い分けをして、という感じ。
全体を通して喋りっぱなしで仕切っている探検隊姿のお兄ちゃんが一番大変そうという気もしました。
舌で扇風機を止める演目のとき、仕切りのお兄ちゃんが客に「弱・中・強どれにします?」と尋ねると、だいたい「強」という答えが返ってきていて、
みんな笑いがわかっているととるか、人間の本質怖いととるか。

あと、入るタイミングによっては、ぴょん子ちゃんが火炎放射の術を見せてくれました。
ぴょん子さんもかなり大きな炎を吹くようになりましたねぇというか、安定感が出てきてすごいなぁ。

10月の教訓

▼10月の旅から学んだこと。
・旅先で3都道府県をまたぐような特急に忘れ物をすると大変なことになる。
・ましてそれが携帯電話だと、通信手段と検索手段を同時に絶たれるので、1人だと完全に詰む。
・宿の予約は2カ月以上前に済ませる。

以上を教訓に、来年リベンジします。

それでも、というかそれすらも楽しい旅にしてもらえる人と一緒に旅ができるというのは有難いかぎり。

年度末進行一夜城(実行編)

▼管理会社さんに「安くておすすめの引っ越し屋さんありますか〜」と尋ね,紹介してもらったフ○ミリー引っ越しセンターに見積もり&依頼。
午後1時からで予約したのですが,2日前に電話がかかってきて,「朝8時からにしてもらえませんか」
せめて9時でと交渉してお願いして話はまとまったのですが,結局当日8時15分に「おはようございまーす」とお兄ちゃん2人が到着。
インターホン越しに「すみません,ちょーっと待っていただけますか」と言いつつばたばた身支度。
これが普通の女性ならあと15分はかかるからなばかやろー,と心の中で叫びつつ。

▼いくら近距離で荷物を運ぶだけの引っ越しとはいえ,1時間で終わるものなのですね,びっくり。
明け方4時半まで荷造りして,8時半開始→9時半終了,で嵐のようだったので,しばらく呆然としてました。
道のせまい商店街への引っ越しということで,スピーディーにやってもらったのは助かったのですが。口コミを見ると,細かな指示を無視されたとか雑に扱われたとか段取り無視とか悪評が高かった引っ越し会社さんですが,まぁこの値段だしなぁ。
懇切丁寧気遣い満点というわけにはもちろんいきませんが,必要最低限のことはやってもらったし,私は細かいことはあまり気にしないタイプなので。あ,でも開始時間のこととかはもっと怒ってもよいのかしらん。

▼その後,管理会社のお兄ちゃんがびっくりするくらい旧居を磨き上げて引き渡し,引っ越し作業はひとまず終了。
ガスの開栓申し込みが遅れたせいで5日ほど銭湯に通うことになったのも楽しかったです。(真冬じゃなくてよかったー。)
あとは,段ボールをひたすら開けて,家具をそろえて,自分の城をつくり上げるのだー!!!

年度末進行一夜城(計画編)

▼悩みに悩んで部屋を決定。
9月は会社が年度末なので10月になってゆっくり準備→引っ越しの予定だったのですが,9月中旬から契約してもらわないとちょっとということであーだこーだやって,結局9月下旬引っ越しということに。
大変だ大変だ急いで準備しないと。

▼偶然ではありますが,新居も旧居も管理会社さんは同じ。
最寄駅に支店,隣駅に本店があります。
新居は支店で探したのですが,契約は本店で行うとのこと。
確かに前の部屋の契約&更新も本店でやったっけと思いつつ,てくてく隣駅へ。

▼本店の店長さんと「お久しぶりです〜」と挨拶を交わした後,「まぁ基本的に前と同じなんで」と言われながらさくさく契約。
帰り際に,私の黒のCOACHのバッグを見た店長さんがにやっとして一言,「良いの持ってますね」
面白いことに,ご本人は覚えていないようですが,9カ月ほど前に更新で会ったときも,全く同じタイミングで,全く同じことを言われたのです。
淡々としていてあまり他人に興味が無さそうなタイプの店長さんで,言われてちょっとびっくりしたので私は覚えていたのですが。
あまりファッションやブランドに興味無さそうな私がバッグだけCOACHだったのが目についたのかなとか,
小娘のくせにCOACHのバッグとは生意気なと思われたのかなとか,
奥さんがCOACH好きだったりするのかなとか邪推しつつ,支店へ移動。
なぜか鍵の引き渡しは支店で。

▼支店に着いて鍵をもらったら,「オーナーさんがご挨拶したいとのことなので,10分くらい待っていただけますか」と引きとめられ,一緒に部屋探しをしたお兄ちゃん(2歳年下と判明)と雑談。
これから福田美蘭展に行くという話から「僕も美術館とか行くの好きなんですよー」まではまぁ普通の世間話ですが,そこから話がそれて美輪様の話へ。
「僕,美輪さんの大ファンなんです!毎年,春の舞台と秋のショーは必ず行ってます!」
と嬉しそうに語っていたので,
「私も黒蜥蜴は一度観なければと思ってるんですよ。高嶋兄の時に観ておけばよかったと後悔してるんですけど」
と返したら
「高嶋さんいいですよね!僕,高嶋さんもファンになって,えっと『エリザベート』!あれも観に行って出待ちまでしちゃいました!!!」
美輪ファンからスタートして,エリザベートのルキーニ出待ちまでたどり着くとは。

▼そんなこんなしていると,オーナーご夫妻が到着。
上品だけどちょっとだけ強そうな奥様(部屋のオーナーは奥様)と優しそうな旦那様の老夫婦でした。
ご挨拶して,新居の契約関係は終了。いよいよお引っ越しです。

謎解きはオクトーバーフェストのあとで

▼本日の日記には、映画「謎解きはディナーのあとで」のネタばれが含まれます。

▼今日は日比谷でオクトーバーフェストということで、昼過ぎまでのんびりして、おやつの時間も過ぎたころに日比谷公園へ。
まだ夕食時には早いのに、公園は人でいっぱいです。
金曜夜に来たときのような30分待ちの行列や、椅子はもちろん階段すら座るスペースがないといったような混雑はありませんが、広場にピクニックシートの客もたくさんいる中、会場奥までいかないと空席は無い状態。
昨年、平日の昼間に有休をとって帝国劇場に観劇に来たついでに、マチネ前にオクトーバーフェストで昼食をとるという暴挙に出た際に、小雨が時折ぱらつく平日の12時にこんなに客がいるのかと(自分を棚に上げて)驚いたのですが、日本人ってこんなにビール好きだったのかしら。

▼広場奥に席をとって、ビールとたーっぷりのお肉(幸せ♪)をおつまみに、昼間っから屋外ビールを楽しむ。
ビールもアイスバインもソーセージもとにかく美味しかったのですが、時間制約もあってアイスバインを残すことになったのはちょっと申し訳なかったです。
なんで入らなかったんだろうと思ったら私、お昼にロースかつ定食をがっつり食べてその4時間後くらいでした。はい。

▼ばたばたと移動して、文字通りディナーのあとで、映画「謎解きはディナーのあとで」を観る。
どうせ鹿賀さん目当てだろうという声が聞こえそうですし否定はしませんが、それでもこれだけキャストが揃えば、鹿賀船長以外も楽しみです。

▼映画公開直前に(天空の城ラピュタの裏で)TV放送された2時間ドラマ「風祭警部の事件簿」からつながる「Kライオン」も絡みながら、豪華キャストがざくざく贅沢に登場。
単純に(論理無視の)「犯人当て」で言えば、要潤(シェフの格好をしているとうぬぼれ刑事のうぬぼれ5にしか見えない)が出てきて人物相関図が埋まったあたりで想像がつきますが、まぁそこは置いといて。
キャストの使い方からして、映画を面白くしようとはしているけど、犯人当てを難しくしようというのはあんまり無かったみたいだし(当たり前か)、
そもそも「謎解き」要素は、フーダニットというよりもハウダニットホワイダニット寄りだったし。

▼そういえば、映画公開前後に放送されたメイキング番組中で、流暢な英語でエキストラに撮影主旨を説明していた中村雅俊さんが作中では英語ではなく広東語をがんばり、鹿賀さんが英語をがんばるということになっていたような。
だったらキャストを逆にすればいいかというとそうでもないし。中村さんは船長できるだろうけど、鹿賀さんは完全に当主キャラで、執事キャラではないもんなぁ。
毒舌執事ならまだしも、健気な悲劇の執事は似合わなそう。

▼そこまで船長の大量出演は期待していませんでしたが、最後の3人組の企みがあれだったのなら、エンディングテロップの裏ででも船長をもう1回出して喜んだり泣いたりみたいなのがあってもよかったのに〜と思いつつ。
まぁ船長姿も見られたし英語がんばってるのも聴けたし、満足しきれなかった分は10月に出航する豪華客船に紛れ込む神父のふりをしたギャング様に埋めてもらうことにします。

▼美味しくて楽しい夕食と、見たかった映画、そして夜はF1予選を見て、ふふ、満足満足♪
素敵な土曜日でした。

風に追いこされつつ

▼現在のお部屋の退室届を管理不動産屋さんに持っていって、その場で次のお部屋探し。
近場で考えているので、その場でピックアップしてすぐに内見へ…
までは予定通りだったのですが、
「自転車乗れますか」と尋ねられてびっくり。

▼1つだけちょっと離れている物件があったので、結局
不動産屋さんの自転車を借りて、担当のおにーちゃん(たぶん年下?)と並走して物件へ向かうことに。
大学卒業以来初めてではなかろうか。こんなんならジーンズはいていけばよかった。
サドルをいちばん下まで下げてもらって、スカートに手こずりながらでしたが
一応乗れば乗れるもんです。

▼でもまぁとろとろ走りは否めない。風を切るどころかそよ風に追いこされていた気がします。
にーちゃんは走りづらかったのではなかろうか。
でもまぁ会話をしながら、転ぶこともなく不動産屋さんへ戻る。

▼今日は管理会社さんがお休みという物件もいくつかあったので、そこは近場を活かして明日の夜以降に見て回ることに。
でもまぁ候補は絞られてるし、明日で決められれば決めて、引っ越しの段取りとか予定立てたいなー。

▼結局、ちょっと高めの贅沢物件に住むか、分相応の家賃の相応のお部屋に住むかで悩んでいるという話でもあるのですが。
まぁでも後者のうちの2択かな。
前者3択は良いのは間違いないけど…やっぱり贅沢だな、うん。
家賃が月に1万円以上安ければ、つまりその分舞台を毎月1本観られ…(違

新演出版は博多座で

▼翌日、ついに上京開始、と言っても、博多座に寄り道して『レ・ミゼラブル』を観劇です。
早めに着いたので、劇場ロビーの喫茶店でちょっと贅沢にお茶をして開場を待つ。

▼お土産売り場は大盛況。博多座特製の「列に入れよ」ほぼ等身大記念写真パネルといい、ソルベ屋さんの「ソルベは、生きる力。コレ・タベテミル」といい、博多座のお土産売り場もノリの良さも、楽しくて大好きです。素晴らしい。
博多座限定リピーター特典のチケットホルダーもちょっと欲しかったなぁ。
帝劇なら間違いなく買ったんだけど。
いいなー。

▼新演出版の観劇は初めて。
旧演出は過去2回観ましたが、いずれもスペシャルキャストで鹿賀さんがジャベールを演っていたので、ほぼ鹿賀ジャベの記憶しかありません。
マリウスは禅さんだったはずなのにあまり覚えていないのですが、今回の観劇で初めてマリウスにイラっとした、つまり過去2回でマリウスにイラついた記憶が全くないので、鹿賀ジャベールに気をとられていたことを差し引いてもやはり禅マリが天使だったのでしょう。
ああ、改めてもう1回観たい〜、鹿賀ジャべ〜、禅マリ〜。

▼話がそれましたが、新演出。
冒頭から船を漕ぐという、舞台の上を手枷足枷でぐるぐる回っていた旧演出と全く違うスタートです。
印象的だった違いは、ガブローシュが死ぬシーンがだいぶまろやか淡泊になっていたことと、ジャベールの自殺のシーンが…
まぁ旧演出がそんなに良いわけでもないのですが、やはり橋から飛び降りる演出って難しいのかしら。
ジャベールの「星よ」&「自殺」シーンは楽曲が好きで思い入れがあるだけにうにゃむにゃ。
バルジャベの「対決」シーンや「彼を帰して」は、曲を邪魔せず良かったと思うのですが。
とまぁ、このくらい大きな演出の違いはわかりますが、レミゼ好きの方々は本当に細かいとこまでよく観てるなぁ。

▼観劇後は福岡空港に早めに移動して、空港でちょっとのんびりして羽田へ。
ああ、楽しい楽しい夏休みが終わっちゃったぁと寂しがり残念がりながら家へ。