キャスティング云々より

▼録画していた、ドラマ版「ビブリア古書堂の事件手帖」を最後まで見終える。
物議をかもしたキャスティングは置いといて、何がびっくりしたって
小説→月9ドラマ化で、まさかのラブコメ要素減↓という。
月9ドラマ化と最初に聞いたとき、謎解きそっちのけで恋愛要素を盛るんだと思ったんですが、まさか逆とは。
最終話の前後編見ながら、ラストに必要な恋愛伏線がことごとくカットされているけど大丈夫かとうすうす思っていたのですが、ここまですっぱり切るとは。

▼ドラマのつくりからして、おそらく同じ月9の「鍵のかかった部屋」と同じチームがつくったと思うのですが、
1時間のドラマによくここまで原作の謎解き要素を再現し、オリジナルでまとめるところはまとめ、見飽きないようにサイドキャラを立たせたと思います。
もちろんカットされた伏線もたくさんありましたが、それでも謎解き&古書要素をここまで入れ込むとは、予想以上。
月9の歴代視聴率と比べて叩かれてましたが、今期連ドラでは2〜3位の視聴率だったわけだし、ドラマとしてそれなりに面白かったと思うし、
たぶん月9にしたのが最大の間違い。
恋愛要素減らすんなら、別枠でよかったでしょうにもったいない。

▼キャスティングについては、栞子はともかく、それによって
安田成美の篠川智恵子が見られたのが今回いちばんの拾いものだったのかなと。
うっすらと、確実に狂気を漂わせていてお見事。

▼さて次の月9はガリレオか。
ガリレオシリーズは「容疑者Xの献身」までしか読んでいないから、積ん読の「ガリレオの苦悩」から一気に片付けねば。

▼ちなみに、これまでの人生でちゃんと見た月9は、「ガリレオ」「鍵のかかった部屋」「ビブリア古書堂の事件手帖」という偏りっぷり。
例外的に恋愛モノで大好きだったのは「不機嫌なジーン」ですが、これも世に言う月9の王道からは外れているようで。
というか,これ以外でまともに見た恋愛モノのドラマって他にあったっけ…(不安)