再発見

▼本郷のキャンパスツアーのガイドをしていた学科の同期が、もうすぐガイドをやめるということと、みんな卒業前に本郷キャンパスを改めて見てみようということとで、学科でキャンパスツアーを企画。
おもしろそうなので参加してきました。
東京大学の面積は、バチカン市国と同じくらい。でも皇居よりは小さくて、だいたい皇居の3分の1くらいかな」
「なんで医学部の建物こんなでかいんだ、一学年80人だろ」「動いてる人はそのくらいだけど、動かない人がもっといっぱいいるんじゃない?」
「東大病院の一番いい部屋はこんな感じ(写真で説明)」「こんなとこ誰が入院するんだよ」「この前、名字の無い人が入院してたよ、たぶん」
「『I love you』の日本語訳は、『今夜は月が綺麗ですね』なんだって。『私はあなたを愛している』なんて日本語はないんだそうだ。」「『めっちゃ好きやねん』はあると思うんだけど」
こんな会話をしたり、普段は気づかなかったり何か知らない建物についてちゃんと真面目な解説を聞いたり、(現職に限らず)総長についていろいろ言ったりしながらの2時間強。公安上の理由から総長室の階数については教えられないって、総長ってそんな危険な仕事でしたっけ?
やー、とっても楽しかった。全部は無理ですが、受け売りで多少の解説はできるように…なったかなぁ。

▼書籍部をうろうろしてたら、私の近くにいた店員さんに別の店員さんが
チェ・ゲバラの『モーターサイクルダイアリーズ』どこあるかわかる?」と大声で呼びかけ。
店員さんより早くその言葉に反応して振り向いてしまい、ちょっと変な目で見られました。
店員さんより早く見つけたらおもしろいよね、と頑張って探しましたが、残念ながら売り切れでした。

▼卒論ゼミは今日もたのしく。
でも残念なのは、心霊写真といい、カニバリズムといい、とてもおもしろい発表をした人が、実際の卒論は別のテーマを取り扱うだろうということ。
ちゃんと宗教学的にもおもしろく、しっかりやれそうな感じだったのに、残念です。
今日、カニバリズムについて発表した3年の女の子は、ここ数日、このテーマの本ばかり読んだら精神的にとても不安定になってしまったとのこと。
まぁ私も、好きで調べたとはいえ、骨だ墓だ埋葬だ供養だ、って本ばかりしばらく追い詰められて読んでたら結構きつかったからちょっと気持ちもわかるし、そんなものなのかな。