博物館学実習: みんなで物見遊山編

▼土曜日、みんなで網走市の博物館巡り。
先生も運転手に駆り出して、5台の車に分乗して、いざ網走へ。
一台だけ、やたら新しくて良いワゴン車があったのですが、先生によると、これは蓮實前総長のおかげで今ここにあるのだとか。
独法化で忙しかった佐々木総長は例外だったようですが、代々総長は常呂の施設と、富良野の演習林を視察に来るのだそうです。
んで、蓮實総長も来ることになったのですが、当時腰を痛めていたとのことで、
「道はガタガタで、おんぼろ車しかない」と先生が言ったら、「これで新しい車を買いなさい」とお金をくれたそうです。
「いやいや、そんな」と遠慮をしたら、もっといっぱいくれたそうです。
こんな昔話が、あったような無かったような。
ついでに言うと、独法化された理由がわかるような話でもありますね。
おかげで私たちは、今回助かりましたけど。

▼午前と午後で4つの博物館巡り。
学生「レポートって、北海道の博物館の連携とかの話をすれば良いんでしょうか」
助手さん「んー、でもこの辺りの博物館、結構仲悪いからね。今日一日見ればわかるよ」
この4つの中ですでに仲が悪いのかい、と全員心の中でつっこみ。

▼昼食は網走ビール館、でも勿論ビールは駄目。
この人数(30人弱)を収容できるのはここしか無かったそうで。
みんなビールを眺めつつ、ランチバイキング。

▼今日の博物館のうち、みんなの心の中でのメインは網走監獄。
現在の網走刑務所とは別の場所に、網走刑務所に関する様々なものを移築・再現した博物館で、驚くくらいお客さんが入っています。
こんな予定があるとは知らず、私は常呂に行く前にちゃっかりここを見に来ていたのでこの日が2回目だったのですが、ガイドさんもついてもらってみんなで見られたので、今日も楽しめました。
ただ、ガイドさんは1時間ほどで全部まわってしまいましたが、これだとかなりの駆け足で、じっくり見たい人には物足りません。
私が一人で見たときは2時間半以上かかってますし、みんな後ろ髪を引かれていました。
面白いものはたくさんありましたが、気になったのは教誨堂にあったお線香立てとお賽銭箱。
教誨堂の意味からするとちょっと違うような。前者は亡くなった受刑者の霊を弔うとしても、後者は…。
目をつぶって騙されることにしましたが、危うく5円玉を入れるとこでした。
こんなとこにご縁があっては困る。