博物館学実習: のんびりまったり編

▼今回の実習施設からサロマ湖までは200mほど。
サロマ湖まで来たんだから夕日は見ないと」と頑張って、ほぼ毎日夕日を見に行ったのですが、中々思うようにはいきません。
実習中は曇りの日が多くて、夕日が沈んでいく様子は結局一度も見られませんでした。
その代わり2日ほどだけ、雲が薄くて周りの夕焼けだけが綺麗に見えたのですけど、本当に想像を遥かに超えた美しさでした。
赤とか紅とか、そういう言葉では表せないとても綺麗な色の夕焼けで、しかもそれが静かに、確実に色を変えていくのです。
写真で見るサロマ湖の夕日も確かに真っ赤で綺麗ですけど、本物は、写真ではたぶん写しきれない色の、それは見事なものでした。
ひたすら感激。自分が夕焼けでここまで感動するとは思ってもみませんでした。
一度、夕日をちゃんとみてみたいなぁ。

▼と、感激していたのですが、このサロマ湖畔、蚊がとても多くて苦労しました。
実は数十匹の蚊と闘いながら夕焼けを見ていたのです。
周りに何もないと書きましたが、最近ここの湖畔に場違いなほど立派なリゾートホテルが1軒出来ていて、私が蚊と闘っている背後では、ホテルの中の高級レストランから優雅に夕焼けを見ている人たちがたくさんいたのです。
いつか、ここに泊まりに来てこのレストランから優雅に夕焼けを見てやる、と密かに闘志を燃やしてみたり。
と言っても、都内の高級ホテルよりは安い宿泊代ですし、今でも不可能ではないのですが、将来余裕を持ってこられたら良いな、と。
ついでに言えば、ホテル内のバーやビリヤード台は宿泊客でなくても利用できたりして、結構みんな行ってたようです。
私は行かなかったのですが、オリジナルカクテル「サロマ湖の夕日」くらい飲んでくればよかったかな、とちょっと後悔。

▼一日だけですが、夜、星も見に行ってきました。
田舎者なので、星はさして珍しくもないのですが、みんながあんまり綺麗だ綺麗だと言うもので、夜中に一人ぶらっとサロマ湖まで。
こうなるとリゾートホテルの明りが邪魔極まりないのですが、その割に綺麗に見えました。
元々、夜も水辺も好きなので、夜風に吹かれながら30分くらい、ぼーっと。
気持ち良かった。

▼自習室に戻ると、何人かがモアイについて調べています。
「ねぇ、日本で、渋谷以外にモアイ像のあるところがあったと思うんだけど、知らない?」
「…宮崎。」
あっさり解決。