ロックオペラモーツァルト東京千秋楽

▼「ロックオペラ モーツァルト」の東京公演の
ルージュバージョン(中川晃教モーツァルト山本耕史サリエリ
インディゴバージョン(山本耕史モーツァルト中川晃教サリエリ
の各千秋楽を観劇。
1ヶ月前にまだ千秋楽のチケットが残っていたので大丈夫かいなと思っていたのですが、なんのことはない立ち見席まで満席の満員御礼。

渋谷ヒカリエ最上階・シアターオーブでの観劇は初めて。
開場前に行ったのですが、エレベーターは混み気味。
劇場自体も収容人数に対して動線が狭い感じでぎゅうぎゅう感が。
新設劇場にしては女性用お手洗いのさばけ方も悪く、
見た目重視で若干機能性が悪い気がして残念。
いや、劇場のおしゃれさ、劇場内のフードや飲み物、それを渋谷の夜景を見ながらいただけるところなどはとても素敵なんですけれども…

▼本題に戻りまして、モーツァルト
確かに普通のミュージカルに比べればロックなのですが、「ロックオペラ」の衝撃を求めて行ったらそこまでではなく。
でも原曲のYouTube映像を見たらテイストがかなり違ったので、日本人向けにアレンジされているのねと。
翻訳ミュージカルに付きまとう言葉の壁もある(おそらくリズムが前面に出た原曲では、日本語歌詞を乗せきれない?)のでしょうけど。
日本版もいいけど、個人的な好みだとフランス版のほうがかっこよくて好きだなぁ。

▼まぁそうは言っても、レオポルトが歌い始めたときは厳格なイメージが崩壊するロックな歌い方にびっくりしたし、後で気づいたけど高橋ジョージだったのか。
そんなジョージレオポルトは、千秋楽の挨拶で「ミュージカルの舞台は初めっ…」でいきなり言葉に詰まって号泣していました。
あとびっくりしたのは秋元才加コンスタンツェ。
すっかりキャストを忘れて、「コンスタンツェいいなぁ、誰だっけ」と思って観ていたので、完全に予想以上でした。

▼ストーリー自体は、モーツァルトサリエリの絡みが少なかったのが予想外。
黒ずくめのサリエリは2幕の途中まで狂言回しですので、モーツァルトには見えていません。
この2人は、明らかにカーテンコール後の方が絡んでるよなぁ(抱擁、投げキッスの応酬など)
本編ではむしろコンスタンツェとアロイジアの姉妹対決の方が多かったのではというくらい。
アロイジアが悪女、コンスタンツェがとってもいい奥さんポジションでした。

▼東京千秋楽のカーテンコールは、特別にWモーツァルトで1曲披露。
客席総立ちノリノリで手拍子打って盛り上がったけど、後でYouTubeにアップされた映像を見る人は
「手拍子邪魔だ!貴重なWモーツァルトが聴こえん!」と怒るんだろうなぁと思いつつ手拍子。

▼カーテンコールの主演2人トークでは、やはりWキャストの大変さの話が。
東京千秋楽の公演がCD収録だったのですが、冒頭で中川サリエリがWキャストならではのセリフミスをやってたからなぁ。
個人的にはやはりルージュバージョンが好みでした。
何曲かすごく好きな曲があるし、どのバージョンかのCD買おうかなぁ。