2012年花園神社の一の酉

▼今年の酉の市は、曜日の並びが悪いなぁと嘆いていたら、一の酉の前夜祭は
まつざきさんの誕生日だと気づく。
これは見世物小屋の神様のお導き、ということで、今年は一の酉の前夜祭へ。

▼まつざきさんが定時退社を勝ち取ったので、18時45分に集合。
18時半でもよかったのですが、私がちょっとおみねさんと小屋のみなさまへの差し入れおひねり花束を買うので余裕を持って。

▼まつざきさん、よしだくんと一緒に、花園神社へ。
狙ったわけではなかったのですが、ちょうど一の酉の前夜祭の第1回を公演中。
なかなかない機会なので、慌てて駆け込み。
お代が800円なので、期待大。

▼すべり込んだら、一の酉でしかやらないという「狼女」の演目の第1回目が始まるところ。
アマゾネスぴょんこちゃんが、生きた鶏を片手に笑顔で登場
…したと思ったら、おもむろに鶏の首に噛みついています。
噛みつきながら鶏を絞めるのかなと思っていたのですが、気づいたら鶏の首と胴体が離れていて、ぴょんこ姐さんが首をくわえて微笑んでいました。
首の断面こっち見えてる見えてる。
いやぁ、すごいもの見た。

▼その後、いつものガラスを突き抜ける蛇の演目。ガラス付き板に描かれたドラえもんと飾りの紅葉は、おみねさんの手作りとのこと。

▼袋に入ったおみねさんとれいこさんの入れ替わりマジックは、さらっとやるけど何度見てもさっぱりトリックはわからず。
この演目中、おみねさんとれいこさんの顔が意外に似ていることに気づく。
いくら同じ化粧とはいえ…ご親類なのかしら。
その後、双頭のミイラを眺めて、取り寄せの術を見て、ニシキヘビを見て、
と、
この間、これまで見たことがないくらいおみねさんが動いてます。
元気だなぁというか、めちゃくちゃ体しっかりしてるなぁ。
口上やってるおねえさんが1歳の時から小屋にいるらしいのですが、いったい何歳…

小雪さんが鎖を鼻に通してバケツを持ち上げ、ぴょんこちゃんが口中火炎の術で10本ほどのろうそくを口で消したあとは、
いよいよおみねさんの登場。人間火炎放射。
見事な火吹きで、うっっっとりです。これで今年も年が越せる。
いやぁ、まったく衰えず、というかむしろ芸が磨かれていますね。素晴らしい!

▼一周して「狼女」の演目へ。3〜40年前に、60歳くらいの女性が「狼少女」の名でやっていたのを最後に途絶えていた演目なんだそうです。
当たり前ながらそんなに毎回生きた鶏は用意できないので、この回では既に胴体と離れた首をくわえて登場。
1回目に滑りこみで入れてよかった。当たりでした。

▼小屋を出るとき、メッセージカードとおひねりをさした花束を渡す。
入口のおねえさんに渡そうとしたら、「誰宛てですか」と尋ねられたので「おみねさん」と答えたら、呼び出してくれました。
火炎放射エリアにいたので直接渡すことはできませんでしたが、こっちを見てお辞儀していただいて、おおおおお。
長年の夢が叶いまして。