最後

森美術館のハピネス展が今日までということで、用事を済ませて、いざ。
予想を上回る人出で、入るまでに一時間弱かかりました。
お目当ては若冲でしたが、それ以外の作品もおもしろいものがたくさんありました。わからないものもたくさんありましたけど。

▼部屋の真ん中に石をどーんと置いている作品があって、芸術のわからない女が「あ〜、石〜」などと思っていたら、その横で
「みてるひともふくめて、このくうかんじたいがげいじゅつなんだよ。」
と、のたもうている小学校低学年くらいのお子様がいました。どんな子供だ。あう〜…げーじゅちゅって難しいな〜。
夜景もちらっと見て、駆け足で駆け抜けました。
みんなでゆっくり見られたらもっと楽しかったかな、とそれはちょっと残念でした。

▼夜はジョナサンへ。今日はお世話になった白山店の最後の夜なのです。
そこで、その最後の瞬間を見たいのと、24時間営業のお店がどんな風に閉まるのか見てみたいのとで、深夜12時をまたぐ外出許可を兄に請うてみる。
「何でそんなのを見たいんだ?」と兄は訝しんでいましたが、嘘をつくならもっと上手い嘘をつきますし、こんなことは嘘では思いつかないということで、呆れつつも許可をくれました。
ただ最後に、兄を安心させようと
「大丈夫、帰りは先輩が送ってくれるって。」
と言ったら、兄の警戒心バロメータが跳ね上がったのがわかりました。
あら、そういうのを心配されてたのね。
やぶへびもいいとこでしたが、なんとかごまかして夜11時15分に家を出て、いざ。

▼その直後、いけのとさんから電話が。なんと11時でオーダーストップだったとのこと。
ドリンクバーだけで良いからと、いけのとさんが先にお店に入ってくださっていたおかげで、私は「待ち合わせしてるんです!!」と半ば強引に入店。

▼中は、店員さんの顔なじみ、昔のアルバイトさんなど関係者でいっぱい。
閉店の五分前に、「15年間ありがとうございました」という放送が入ると店中から拍手が。これに参加できたし、行った甲斐があったかな。
最後の電気が消える瞬間まで見たかったのですが、時間制限つきの外出許可でしたし、それは諦めました。
いけのとさんに家の前まで送ってもらって帰宅。深夜に外出できたことも合わせて、とても楽しかったです。