盂蘭盆会

▼さてと、今日からはお盆期間です。
午前中は従兄の新盆の法事。次男叔父は、長男の父や三男叔父と違ってそんなに神仏や先祖供養に熱心な人ではないのですが、妻と息子に先立たれたせいか、私が毎年お盆にきちんと帰ってきていることに初めて目がいったらしく、やたらと誉められました。
そもそもあまり人を誉める人ではないのでちょっとだけびっくり。

▼一方で父は、以前からよく「その服は似合うね」「その服はかわいいね」などと誉めてくれる人ですが、今回の帰省で初めて「その服は若く見えるね」と誉めてくれました。
ワカクミエルネ
ここ数年で、いちばん年をとったことを痛感しました。まっすぐな言葉が痛い。

▼どうも私は親族の中で「末っ子」「子ども」の印象が強いようで、今回の帰省で私が「30歳になったよ」と言ったところ、例外無くみなものすごい衝撃を受けていたのがおもしろかったです。
そのせいで、これまでは25歳になろうが27歳になろうが私の年齢を全く認識していなかった父が、初めて私の年齢を認識したのですが。

▼翌日は、午前中はお墓参りをして、午後は母方の祖母の家へ。
いつもならここでお酒を注がれて恋愛話を問い詰められるのですが、今回は従弟その1がお嫁さんと娘を連れて帰ってきていたので、話題は30女の恋愛話などではなく、1歳女児が中心です。
従弟その2(保育士)、私の姉2人(保育士)、姪3人(生まれも育ちも保育園)がいるので、1歳児の相手はお手のもの。ということで、従弟その1とお嫁さんは娘をこちらへ預けてフリータイム。温泉へ行ってらっしゃーい。

▼家で写真を整理していたら出てきた古い写真を持って行って、みんなで見て盛り上がったのですが、ここで91歳祖母がかけていた眼鏡を外して老眼鏡にかけかえたことで、老眼鏡ではないお洒落用のメガネを着用していたことを知り驚愕。
母親に「あの血はどこへいったんだ」と問い詰めたところ、「私も若いころはちゃんとお洒落をしていた」と言い返され、血とはこうして薄まっていくのだなぁと。

(え? 前日の記事と矛盾? 何のことですか?)

叔母曰く「戦争で男が少なかった時代に、たかがあの器量で(←ひどい)、男を2人つかまえたんだからすごい」(※1人目の夫は戦死)という人で、80歳過ぎても普通にお化粧してお洒落してて、今で言う女子力みたいなものが高いのかしらとも思いますが、小柄で笑顔も性格もとてもかわいらしい人でもあります。
大柄で、生来の美貌と気の強さで名の通った父方の祖母とは好対照。

▼そんなこんなで温泉から帰ってきた従弟夫婦とその娘を囲んで夕食をみんなで食べて
(従弟嫁に「精進?修行ですか??」と不思議がられながら、私と姉その2だけ頑なに精進)、
しばしわいわいしたところで、今夜はお酒もお話も控えめに早めに退散。

▼お盆の最終日は、近所のジャスコへお土産を買いに行って配送手配をし、お墓参りをして帰宅。
送り火も焚いて、お盆が終わっていきます。
お祖父ちゃん、ご先祖様みなみな様、どうぞお気をつけて。